介護と福祉について考える
時間に余裕のない送迎の予約が入ったある日の話です。
今日の対策。
1件目は早めに到着し、前倒しに事が進むことを祈る。「日ごろの行い」作戦です・・・
結果は完璧でした。
15分ほど前に病院に着くとご家族様も到着されており、続いてご本人さんも待つことなく玄関先まで来て頂きました。
コロナ禍です。
ご家族は半年ぶりの対面とのこと。
少しの歓談や看護師さんからの説明などを受けられている間に、荷物は車内に運んでおきました。
ご本人さんとご家族様にも乗車頂き、15分早い出発となりました。
ほんと完璧。
車内では皆さんにとても良くして頂いたことなどをたくさん話されていましたが、こういう場合はほぼ優しくされた方々の人柄によるものですよね。
転院先は20分ほどで到着となるのですが、その手前で奥様からの要望が。
「運転手さん?病院に着いたら中に入る前に髪の毛切らせてもらえない?」
コロナ禍です。
会えなかった半年間。
手持ちのバサミを使って奥様が、ご主人を散髪するために作り出された完璧な15分間。
「介護と福祉について考える理容室。」
とても、とてもホッコリとした気持ちと反面この想定外の展開。次のお迎え先に向かったけれど結局、僕は最後まで遅れることはなく1日を終えることができています。
日ごろの行い・・・
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