介護、タクシー

先日の送迎、とてもカッコいい方。

手には杖を、
肩にはギターケースを掛けていて。

格好の良い方でした。

内容は勿論ですが、話す間とスピードにも耳を奪う心地の良さがある。
芸術家さんというのはやはり、空気を操れるのかもしれない。
憧れる。その年の重ねかた。

「前は月に20日程演奏をしていたんたけどね」
「えぇ?20日ですか」
「今回久々にオファーがあってね、練習しないとさぁ」
「コロナ禍で生活は一変してしまったからね」
「ケースの中は何ですか?」
「これはクラッシックギターだよ」

「良いものを手に入れてもね、耳が肥えてくるともっと良いもので演奏したくなるんだよ。大変だよね」
「少し厚みがありませんか?」
「エレキとは違うからね、弦もナイロンなんたよ」
「昔はガット、羊の腸を使っていたんだけどね、だけど湿気に左右されちゃうから。その都度調整だなんてね。ウッドベースもそうなんたよ」

「介護」というのは1方向からのサポートな気がしている。
でも介護タクシーを利用頂く方から僕が学ぶこともある。
「お互い様タクシーとお互いが認識」できるのが理想というのは、真面目すぎるけれど。

送迎し終えてから、聞いておけば良かったと後悔した。
「テニスやバドミントンのラケットもガツトというのは、あれも羊の腸だったのですかねぇ。」

またお会い出来ることを願い、それまでは検索せずにいようと思う。
別れと出逢いの季節ですね。

車いすで乗車も可能。北海道札幌市北区の「 介護と福祉について考えるタクシー 」です。

唯一無二の車いすタクシーを目指しています。 ご家族様に変わって、心を込めて送迎致します。

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