持続化給付金と僕
新型コロナウイルス感染症の影響を受けた中小企業・NPO法人・個人事業主などが受給対象となる持続化給付金。
経済産業省は「感染症拡大により、特に大きな影響を受ける事業者に対して、事業の継続を下支えし、再起の糧として頂くため、事業全般に広く使える給付金を支給します。」と発している。が、
今年の4月1日から個人事業主となった僕は、持続化給付金の受給対象者ではない。
4月から始めた僕は、同事業での昨年との比較がないからだ。
実際、コロナの影響で営業活動は出来ていない。
今のところ売上は「最低賃金×20~30時間ほど」が今月の実績となるであろう。
コロナの影響で売上が低迷している。
一家を養えるレベルではない。
去年の給料とは比較も出来ないほどの減額ではある。
が、「同じ事業で比較をして50%減」がこの給付金受給者のラインらしい。
昨年より開業の準備は着々と進めていた。失業保険に頼る生活は考えていなかった。
前職退職後早々に、ハローワークに行った時のこと。
既にコロナの影響が世間に蔓延していた4月初旬。
念のため何かしらのサポートがあるかを問い合わせて見た。
担当者から、開業に向けて何のどんな出費があったかの質問を受けた後、「それだけの費用・計画を進めているのであれば、失業にはならないですね。全て白紙にするのであれば別ですが・・・」と、その対応は少し誘導尋問チックで温度差もあり、なんか面白くない漫才でも見ている様な残念な気持ちにさえなった。
そんな中見つけたのが「持続化給付金」というサポートだった。はずだ。
経済産業局が相談窓口を開設していたので思いの丈を発して見た。
とても理解・賛同はして頂いた上で「ですが本給付制度の対象ではない」というのが結論。
ならば相談できる宛てを訪ねるが回答は、融資の相談窓口だった。
余談だか昨年秋に前職退職の意思は会社伝えた。
そして年度末までとの会社の要望に僕は了承した。
悔やみではない。こんな歯車の噛み合い方があるのかという気持ち。
自分の意思だけを押し続けていれはこの悩みなど起こっていない。と客観的には思う。
当然介護タクシーという職種は休業要請の対象外であるため支援金などはない。
利用者様は入院・転院・退院など必要にかられている方々である。
病院への出入りは、当然緊張感がないはずがない。
まるで、日本のルールとルールの隙間に落ちている様だ。
そして僕だけが感じていることではない。
日本は色んなサポートを考えてくれており、補正された予算の振り分け方を考えている。
僕の思い、出来るだけ多くの人に伝えたい。皆さんの力も貸してほしい。拡散もしたい。
そして僕が尊敬している各方面のボスたち意見を聞いてみたい。
そんな中でも救いがある。
それは数少ない利用者様、そしてそのご家族様。
ご本人様はお年寄りが多いが、皆さんとの繋がりを通して人の「凛々しさや強さ」・「優しさや柔らかさ」などを、否が応でも受け取ってしまうこと。
僕の悩みなどはちっぽけで、「まだまだ頑張らねば」と思ってしまう。
そして守る家族だっている。
僕にはまだやりたいことがあります。両手では抱えきれないほどの。
みんなで、この難関を乗り越えましょう。
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