ハードルの高さ、落とし穴の深さ
通院の帰りに遠回りをして銀行へ立ち寄って、
お母さん(利用者さん)は同行のヘルパーさんに込み具合を確認してもらうことにした。
混んでいたら寄らずに帰るからと。
「混んでました」
ヘルパーさんがそういうので、今日は用事はせず自宅へ戻ることにした。
「次は予約してからの方が良い」「でも電話はなかなか繋がらない」「ネット予約もあるらしい」「そんなの尚更出来る訳がない」当然車内ではこんな会話だった。
このハードルの高さだ。他利用者さんも含め日常茶飯事なんだ。
次回の送迎の約束をして、なんとなく歯切れの悪さを感じながらも対応は終了となる。
なにが正解だったのかとまだモヤモヤしている。
障害物。何だろう・・・
「現在の込み具合+目的の所要時間の確認」「お母さんが待てる時間(タイムリミットの確認)」「ここで直接後日の予約は出来なかったのか」それから念のため「車いすユーザーが単身で来店した場合の銀行がしてくれるサポートの範囲」これくらいだろうか・・・など考えている。
そしてこのモヤモヤを晴らしたくて引き返している。
銀行の方はとても親切に説明をして下さり、丁寧にそれをほどいてくれた。
利用者さん達が日々苦戦しているハードルだ。それを飛び越えるためのサポートが、今世の中ではとっても必要で、僕はそれに手を差し伸べるスタンスが恰好良いと思っている。
そう改めて自身の想いを確かめられた。銀行を後にする。
後にした。
後にして、
僕は車に貼られた駐禁のシールをはがす。こととなっていた・・・
こんな落とし穴。さっきは見つからなかった落とし穴。
18,000円の罰金・・・不快いや深い。
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