母性本能
秋晴れが爽やかな行楽日和、これは少し前のこと。
利用者さんが札幌を訪れたのは、行楽でなく挑みでした。
前の年から数回、オープンキャンパスの送迎をしていた方で。
そして前回の帰りに、次が本番と予約を頂いた。
その今日が本番。
予約を頂いた時はさすがに緊張した様子だった。
のは僕。
そりゃぁそうです。とっくに情は移っているのだもの。
人の親なら当然の、母性本能、母性本能。
母性本能。母性本能?、父性本能?。
気になってしまう。話は逸れてしまうが。
母性本能はよく聞くけれど父性本能は聞きなれない。
調べてみる。
近年は父性本能という概念も注目されているらしい。
「無条件に弱い存在を守りたい・育てたいという責任感」が母性本能。
それに対して父性本能は「強くするために必要な空間や状況・条件などを提供し続ける使命感」。
種類のちがう愛情。
書かれた数件の説明からそう解釈すると、とても腑に落ちた。
例えば、施設暮らしの見守られ過ぎる生活の中で、徐々に歩行力が低下していく利用者さんがいたり、訪問医療になって外出や出会いが少なくなってなんとなく寂しげな利用者さんがいて、なにか改善策を考えていることだって父性本能なのかもしれない。
新しい地域や住まい、そして新しい学びに挑戦するこの若い利用者さんを勇ましく恰好が良い、
そして微笑ましく、ほっこりと心地も良く感じている。
これも父性本能ですね。
そんな気分でとった撮った秋晴れの写真。
は、キレイに撮れるものですね(^^)。
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