ご利用の加東さんの話
必要な際に、予約を入れて下さる加東さんの話。
「加東」はもちろん仮名です。
加東さんとは4ヶ月以上の付き合いになります。
月に1~2回程の予約を頂きます。
加東さんは脳の疾患により会話が不自由、そして歩行はサポートが必要です。
ですが、
お会いするたび少しずつ、状態が良くなっています。
歩行はゆっくりと上達しており、
表情と動作でのコミュニケーションも増えています。
今日も病院までの送り迎えを担当させて頂きました。
記憶では初めて、言葉を掛けて頂いたと思います。
ここ数日の暑さのこと、そして母と同い年だということ。
そして乗降車は僕は手を掛けず、しっかりと見守らせて頂きました。
大げさですかね。生きざまの様。
加東さんはいつも黒い長靴を履いています。
恐らく脱ぎ履きを優先せての事だと思います。
帰りの便。
病院から道路に入るところでの「ヒダリ オウライ」
小さく「有難うございます」と、お伝えしました。
粋な様が出来る人だからこそ、生きざまが響くのでしょうか。。。
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